シャープ・ミソシル

今日、通勤電車で、化粧をしている女がいて、僕はそういう女が大嫌いなのでテメェコノヤロウとにらみつけていたのですよ。
そしたらまあ、女性のメーキャップ技術とは見事なもので、自分の顔面をキャンバスに見立てるがごとくにサラサラリと、あっという間にきれいになっていくのです。
敵意に満ちた視線を送っていたはずなのに、いつのまにやら見とれてしまっていたようです。
スポンジ的なものでパフパフとはたいたり、色鉛筆的なもので書いたり、ハサミ的なものでまつげをクリンとしたり、なんとまあ、見事な手さばきでした。到底真似できませんよ。いやあ、真似できたらそれはそれで気持ち悪いけどね。
それに比べて男なんていうものはシンプルというか単純なもので、僕なんかは、髭剃って顔洗って歯磨いておしまいです。起床してから10分後には家を飛び出します。寝癖なんて帽子かぶって出たら会社に着く頃にはペッタンコにプレスされていますからねえ。
そりゃあ女性のほうが身仕度大変で、ついつい電車でメーキャップなのも…理解しきれない自分がいるのです。
こんなこと書くようになったらオッサンやー。