プロポーズするのに輪ゴムやめて

今日は、おっちゃんが6年前くらいから飼育しているミドリガメの『はーさん』の環境を冬モードにしました。って、水温が下がらぬようにヒーターを据え付けただけですけどね。


義務教育『生物』の記憶をたどれば、亀は変温動物でありますから、気温が下がれば、比例して体温が下がるわけで、そしたらば活動できなくなります。


んですから、冬眠するわけですが、これがなかなか、ペット的な環境では一筋縄にいかないわけです。


あれは4年前だったか、はーさんまだまだ子供亀さんだったんですけど、冬眠させたら、わりとすんなり寝たんですよ。


んでも、春に目が覚めてからが大変でして、免疫力っていうんですか、そういったものはまだ目覚めきっていなかったもんですから、バイキンにやられてしまいまして『ぷっくりと顔面が晴れ上がる病』に罹ってしまいましたんですよ。


要するに、膿が溜まったから顔が腫れ上がったんです。


　亀、ポーカーフェイスなんですけど、辛そうにしていて、日に日に元気が無くなってくるのがわかりましたよ。


飼い主としては顔面蒼白で、インターネットで調べた結果、御茶ノ水に爬虫類両生類専門の獣医さんがいるってもんですから、慌てて診察してもらいました。


そしたら、膿を出すための切開手術と二泊ほどの入院が必要ですよ、と。その値段や！さささ、三万円！目ん玉飛び出るとはこのことですけれども、飼い主の責任や、払ったんです。


ほどなくして、はーさん退院して、凄まじい食欲のもとすくすくと育ち、今や30センチくらいになりました。買ったとき、100円玉くらいの大きさだったのにですよ。しかもまあ、三万円もかけて治してやったのにも関わらず、一切感謝の言葉をかけられることもなく、背中というか甲羅というか、スポンジにてゴシゴシしてやる際には、もれなく全力で抵抗してくださいます。爪立てられ、痛いし。


まあ、再び冬眠失敗してしまって、さささ、三万円、目ん玉飛び出るのはいやなので、冬でもしっかりと起きていてもらうのです。

はーさんよ、これからもよろしくな！