わかりまんた。

週末に、両親がやってくるのですよ。実は先月末に来る予定だったんですけど、当日になって『やっぱり行かない』と、来なかったのです。今度こそ来てもらわなければ、困る。
田端にお爺さんの墓参りに行ってから、油壺にお婆さんのお見舞いに行くんです。非常に移動距離の長い一日になりそうですが、宝塚からやってくる両親に比べたら、些細な距離でしかないですね、ということに気付きました。
そして、命じられたのは『早めに行って、墓を掃除しておけ、到着したら、花を供えるだけでよい状態にしておけ』ということ。あれなんですよ、お爺さんのお墓というのがですね、これからの季節、非常に蚊が多いのです。去年なんか、覚悟がともなわないままに墓参りにおもむいたものですから、途中でギブアップしてしまいました。
　お墓参りにいってるわけでしょ、そんな場所でさあ、蚊を殺すのも忍びなくてですね、吸いたい放題に吸わせてやることしかできずに、要するに、蚊サイドからしてみれば『血・バイキング』なわけですよ。虫除けスプレーを使うしかないのだな。あれ、嫌いだなあ、ベタつくし、臭いし、効き目も疑わしいしなあ。
　だから、親としては墓滞在時間をなるべく短くしたい、と。いやでもね、墓参りというものはですね、『掃除→線香→花→拝む』という一連のプロセスを経て、初めて『うむ、墓を参った』という気分に浸れるのではないでしょうか。
なんて愚痴の一つもひねりたくなる程に、トゥーマッチモスキートなのですよ。