華やいだ祭の後静まる街を背に

ぼんやりとテレビのリモコンをいじっていると、『！！！』僕の『二大兄貴』のひとり、徳永英明が出演しているじゃないですか(ちなみに、もうひとりの兄貴は、大友康平です)！


こ、これは！我が『徳永ネット』にのっとり、Ｉ君に電話して、教えてあげなければ！と、電話を手にしたら、Ｓさんから電話が！『見てますか！』と興奮気味に語るＳさんに、『勿論見ていますよ！これからＩ君に連絡するところです！』と応え、直ぐさまＩ君に電話をし、『と、とにかく、はやく！ＮＨＫを見て！』と伝え、無事連絡成功とあいなったわけです。


この広い地球上に、たった三人だけのものですが、確実に『徳永英明連絡網』が存在していることが証明された瞬間でした。この『分かち合っている感』ときたら、何物にも変えられない位に気持ち良かったです。『ＷＯＷ！！カタルシス！』


相変わらずのハイトーンボイスで『壊れかけのradio』『輝きながら』を聞かせてくれました。ああ、相変わらず、男前やなあ！男前なうえに、チラチラとのぞく八重歯が可愛い！でも、流石にシワ増えたか？少し髪の毛減ったか？


『壊れかけのradio』、16年前ですって！『輝きながら』にいたっては、19年前！そりゃあまあ、年齢を感じさせて当たり前か。


あの『思春期に少年から大人に変わる』っていうフレーズが、思春期を迎えつつあった自分に、ピタッとあてはまってたような気ががして、好きだったなあ。僕の音楽の目覚めはまさにこの『壊れかけのradio』だったような気がします。

これがまあ、思春期も第二次性徴も一段落して、高校も三年生くらいになると、『「思春期に少年から大人に変わる」なんて、当たり前のこと歌いやがって！』みたいに、しょーもないツッコミ入れたりしてね。いやあ、世の中は『小室ファミリー』が席巻していて、徳永英明が、時代遅れの存在になってきたものですからね。


　本当は大好きで、家に帰ったらいつも聞いてるくせして。カラオケ行ったら、誰が歌うかで、本気で揉めて、気まずくなったりするくせして。


　当時は、『intro?』をカセットテープで何度も何度もリバース再生させていたもんです。お気に入りだから、『ハイポジ』のカセットでした。実はまだ手元にあったりします。


とにかくまあ、同世代の人達と話をする際に、徳永英明をテーマにしてみれば、かなりの確率で盛り上がります。あと、Classの『夏の日の1993』もね。


それだけ、僕等の世代には根強い人気があるんです、徳永のアニキは。


僕等は『Ｒ―25世代』だとか、『SPA世代』だとかで括られてしまうわけですが、僕はとてもとても嫌なんですよ。『お前ら勝手に本だして、勝手に括りやがって！』って、いつも思うんです。


でも、『徳永世代』で括られるのならば、悪い気はしねえなあ。『松阪世代』みたいやー。