えげつなキック

本当まあ、キレてもいいんでしょうけどね、長州力じゃあないですけど、『キレてない、うん、キレてないなあ、俺をキレさせたらたいしたもんですよ』なんていいながら、ググーと我慢せねばならない、そんな言葉を吐きかけられてしまいましたよ。


そう、職場で隣に腰掛けている女性なんですよ。前にも書いたと思うんですけどね、最近また、『恋の病』っていうんですか、再発したようで、ご機嫌が斜めで斜めで仕方がない。


仕事がですね、案の定遅れがちでして、今週の土曜日は、元々僕休みなんですけど、出勤しようかなと思ったんですよ。それをその人に告げたら、『上司に媚び売りやがって』みたいなことを言われましたよ。


僕は、土曜出勤するとしても、午前中に田端へ墓参り行って、ついでに上野で買い物してから出勤して、さらには、早めに退勤しようと思ってるんですけど、その人は、土曜日に出勤することになってまして、『私はフルタイムで働くのに、遅く来て早く帰るなんてずるい』みたいなこというんですよ。完全に言い掛かりじゃねえか！フルタイム働くのがいやならば、最初から断れよ！


そ、そんなもんしらんがな！俺はよう、俺はよう、ちょっとでも遅れた分をやっておいたほうがいいなと判断して、出勤することにしただけでして、そこには、上司に売る媚などはもちろん全くないし、さらには、善意すらなくて、ただ機械的に動物的に、『やっておいたほうがいいから、やる』って、ただそれだけのことなんだよ。


本当に気分が悪い！いくらさあ、虫の居所が悪いからって、その言い草はないよな！土曜出勤する気が失せて、当日までどうなることやら未定ですよ。


ただまあ、隣の席でしょ、やはりことを荒立てるわけにもいかず、ケツをおもいっきりつねりながら、歪んだ笑顔で『いやでも、出勤しといたほうが、あとあと助かるでしょう』みたいなことをいうのが精一杯でした。


なんかよう、『もうね、私、告白してしまいそうなんだよね、んでダメだったら、仕事やめると思う』なんてこと言い出しまして、『惚れた腫れたが原因で仕事をやめるというのは、ナンセンスの極みだよ、だから、早まったことはしないほうがいいよ、時間が経てば落ち着くかもしれんじゃないか、なあ』なんてなだめていたんですけど、まあ、その人、仕事はきっちりできるから、やめられては仕事上非常にまずい、って理由がメインだったんですけどね、そろそろこっちが限界だ、フラれてもいいよ、それが原因で消えてくれても結構だ。すごい軽蔑するけど。


必要以上に顔色うかがいながらの仕事には心底疲れたよ。だからもうどうでもいいです。ただ、やめるのは、年末進行が終わってからにしてくれ！以上！